矯正歯科の基礎知識

開咬

「開咬」とは、上の歯と下の歯の間にすき間が空き、奥歯を噛んでも前歯が噛みあわない症状です。自然に治ることはほとんどなく、治療が難しい症例も少なくありません。

開咬の治療

開咬は、前歯が噛みあわないため、麺類などが噛み切れないなどの咀嚼に問題が生じます。また発音不全になり、サ行、ラ行などが不明瞭になることもあります。
幼児期の指しゃぶりや、舌を突き出す癖などが原因となっている場合もあります。指しゃぶりは赤ちゃんの頃は問題ありませんが、3歳を過ぎても長時間指しゃぶりをしていると歯並びに影響しますので、やめさせるようにしましょう。舌を突き出す癖も開咬などの原因になることがあり、「舌癖トレーニング」などの指導をおこなっている矯正歯科もありますので、相談するとよいでしょう。

症例1

治療前

治療後

症例1:開咬

症例2

治療前

治療後

症例2:開咬

症例3

治療前

治療後

症例3:開咬

症例4

治療前

治療後

症例4:開咬